2020年 6月 ☆
流行風邪恐れ母ゐる匂ひかな
ミモザ抱きフラワーデモへ咲（わら）ふ女
海を道広ごる匂ひキビナマコ（周防灘）
感想
2020年のコロナ禍の始まりだった・・・今は2023年
この年は・・・
夫はインドネシア単身赴任中・・・
母は老いて半分病気のような状態・・・
私は何処へも行く当てなどなかったが、
孤独に耐えられず
母の家に転がり込む、あまりにコロナが怖かったからだ
母も老いながらも仕方なく私を受け入れてくれた
私はそれだけで安堵して眠る事ができた
ミモザの黄色い花の盛んに咲くころ
フラワーデモがある
国際女性デーという歴史ある記念日
女性の地位を守る女性の尊厳を守るデモだ
イタリアでは、2月3月に咲くこの花を
愛おしい人に贈る習わしがあるそうだ
ミモザの黄色い花と女性が輝き出す
時々、周防の海には
キビナマコという （秋穂（あいお）でナマコの事）
海鼠が引き潮の時などに
道をつくるように現れる時があったようだ
想像すると・・・天の恵みのようだと
心底思う
ナマコを初めて食べた人の勇気に
今となっては感謝したいほど
秋穂はエビの養殖で今は有名だ
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