2020年 8月
コロナ禍におつとりと咲く山桜
空に浮く鯉の大鱗五月尽
時計草今コロナ禍の真っ只中
感想
コロナ禍となり世間は大顕わ・・・
世間はコロナウィルスに怯え
情報にふりまわされていた
そんな中・・・
山桜は
薄紅の花を他の桜よりも
おっとりと
我関せずと咲いていた・・・
五月爽やかな澄んだ空となった・・・
コロナウィルスで海外を結ぶ
飛行機がのきなみ飛ばなくなったのだ・・・
日本の航空機の飛ばない空は
まるで大きな鯉が跳ねたように
大きな鱗雲が散っていた・・
コロナウィルスが蔓延し
社会が止まったような感じになった
自宅待機、テレワークが推奨されていった・・・
通勤も減った・・・
孤立化が増えて社会問題になりつつあった
人との分断は精神衛生上悪い事に気が付いた
というよりも、人との繋がりこそが現代の活力だったのだとも思った
人と会えない日々、精神的にもおかしくなりつつあった
孤独を紛らわすために
お寺を散歩し、参拝する日が多くなった
お寺の木や叢に、時計草が生い茂って咲いていた
まるで、コロナ禍の時を刻むように咲いていた・・・2020年5月の昼の刻だ
不思議の国のアリスがこのコロナ禍を
歩いている感じにさえ思えた、変な世界を・・・
早く、この人々の分断が終わるように祈ったが
この後3年程も孤立化は続いた・・・
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