2015年 6月 掲載
燭台のユルリ風まつ紫木蓮
ラジオからバラードばかり地虫出ず
貝合はせ鴇色つなぐ蝶番
感想
春になり木蓮系の花は蝋燭の炎のような容の蕾をつける・・・
暖かくなるにつれ蕾は大きくなり開く・・・まるで炎のように・・・
紫木蓮は紫の炎のようだ・・・
木は燭台に紫の炎を燃やしているように見えた
沢山の炎が灯る春の木だ・・・
河原の土手で携帯電話のラジオを聞く・・・
FMではバラード系の曲が流れていた・・・
サザンの曲・・・
春はバラードが合う・・・
美術館で貝合わせを見た・・・
昔の貴族の発想は雅だ・・・
貝合わせに十二単の美人やお殿様・・・
和歌・・・が聞こえてきそう・・・
貝合わせをつなぐ蝶番はほのかにピンク色であった・・・
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