2021年 2月 ★
コロナ禍を予期せず林檎甘酸つぱ
秋夕焼バラードの声焦げ臭き
霜降やレースのやうな虫喰ひ葉
感想
2020年の春はコロナパニックの世であったが・・・
秋にもなると、落ち着きも少し・・・しかし依然として脅威・・・
春の綺麗な花を咲かせていた林檎の実は着実に綺麗に熟れていた・・・
秋映のような林檎は秋の出始めの林檎で少し甘酸っぱい
今年の世は・・・未知の世界を経験したと
林檎を食べながら思った・・・
秋の夕焼けはことに美しい・・・
一年を振り返ると、コロナ禍のパニックを思い出す
ラジオから焦げ臭いくらいの渋い声の
バラードが人生を語るかのように
流れてきた・・・
人生は焦げ臭い？感じがした
霜降となり秋の朝がやってきた
山の樹々の葉は枯れはじめて
少し、妙脈が透けている葉もあったが
それが・・・レース編みのように見えて
芸術的で綺麗だった
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